香水が歩んできた軌跡

知れば知るほど気になる!香水豆知識
自分に合った香水選び
シーンに合わせた香水選び

使うだけでなく歴史知ることでも香水を味わう

地球最古の香水は古代エジプトで使われていたと言われており、人間が香水という肌に着けることで香りを出すものとして利用していた歴史は、相当古いことがわかる。日本では古来よりにおい消し、または香り付けとしてお香が使用されていたとの文献もあるそうですが、日本よりもはるか昔に人間は香りを身に付ける術を持っていたということになります。

香水は単に匂いをごまかす、または匂いを付けるためではなく殺菌、防腐、ひいては保存に適した方法として用いられていたことをご存じでしょうか。最古の香水が古代エジプトで使われていた背景には「死体の保存状態を良くするため」という説が濃厚だそうです。香水はその言葉の通り「香る」「水」。混ぜる香料を変えることで様々な香りを楽しめる非常に優れたファッションアイテムとして知られている現代とは違い、はるか昔の香水はファッション、化粧品というよりも生活必需品として使われていたようです。

香りをつける香料とファッションとしての香水 その違い

ここで一つだけ訂正、もとい確認を記載しておきます。香水という言葉自体はあとからできたもので、はるか昔に使用していた香水は、現代に照らし合わせると香料という言葉が一番しっくりきます。香水と香料の違いはと言えば、香料は香水のベースとなる部分で、これをどのようにブレンドするかによって香りの方向性等を決めますが、むかしは香り付けや保存のために香料それ自体を使用していたため、厳密に言えば香水ではなく香料として使用していたということになります。

お洒落な香りで自分と周囲の気分を良くするのが現代主流の香水ですが、昔は食品や埋葬した死体の保存のために使われていた背景を考えると、いったいいつから香水というファッションアイテムとして扱われるようになったのかという疑問が出てきます。いつごろから香水として世に知られるようになったのか。香水の発祥は16世紀初頭、イタリアで起きたルネッサンスの頃ではないかと言われているのです。

古くから伝わる文化の復興を目的とした文化活動、ルネッサンスを皮切りにイタリアでは香料を使用した香水作りが盛んになったと言われており、はじめは医薬品や添加物として扱われていた香料を肌につける美容法として使われ始めたのはギリシャが最初で、髪や肌に着ける以外にも宗教的儀式に使われていたという事実もあるそうです。そんな紆余曲折な使用方法を経て16世紀イタリアではアルコール製法によりハンガリーの水という名前の香水が広く使われるようになったと言われています。そこからは徐々に貴族だけでなく一般市民にも取り入れられるようになり、一気に人々の間で香水がはやり始めたそうです。

貴族がつけるのが当たり前だった香水が一般市民でも自由に使えるようになり、間口が広がったことで実に様々な香水が生まれることになったのです。香水の歴史をかなりざっくばらんに解説しましたが、いかがだったでしょうか。細かいディテールを書くとなるとページ数が膨大になるで避けておりますが、更に深く香水の歴史を知りたい方は関連リンク集にあるサイトも覗いてみてください。きっと新しい発見があるはずです。